首鼠両端

読み

しゅそりょうたん

意味

どちらにつこうか迷って決断できないさま

由来

この故事は、『史記』に記された戦国時代の逸話に基づいている。燕の将軍である子之は、自国の権力を握ろうとして謀反を企てたが、反対勢力も強く、なかなか決断できずにいた。この様子を、鼠が穴から顔を出そうとしては引っ込め、また出そうとしては引っ込める動作に例えた。「首」は頭を、「両端」は二つの方向を意味し、優柔不断に態度を決めかねる様子を生き生きと表現している。この逸話は後に、決断力の欠如や優柔不断な態度を批判的に表現する言葉として定着した。

使用例

重要な投資案件を前に、経営陣は首鼠両端の態度を続け、好機を逃してしまった。

時代

戦国時代(紀元前475年〜紀元前221年)

出典

史記

カテゴリー

人間関係・処世術

難易度

上級

スポンサーリンク

他の故事成語を調べる

大器晩成

優れた人物や立派な人物は、成熟するのに時間がかかること。

因果応報

行いの善悪に応じて報いが来ること

唯々諾々

相手の言うことに何も考えずに従うこと。また、自分の意見を持たずに相手に従順なこと。

雪中送炭

人が最も困っているときに助けること。

暖衣飽食

衣食に困らない豊かな生活。

五里霧中

物事の真相や行方が分からず、途方に暮れている状態。

雪上加霜

災難や困難が重なること

他山の石

他人の言行や失敗から学ぶべき教訓。

一視同仁

すべての人を分け隔てなく平等に扱うこと

三顧の礼

人材を求めて誠意を尽くすこと。また、相手を深く敬う態度。