きめんぶっしん
恐ろしい外見とは反対に、優しい心の持ち主であること
この故事は、唐代の禅僧・布袋和尚の逸話に基づいている。布袋和尚は醜い容貌であったが、慈悲深い心の持ち主として知られていた。また、同様の教えは『大智度論』にも見られ、恐ろしい形相の阿修羅が実は善心を持っているという説話にも表れている。「鬼面」は鬼のような恐ろしい顔を、「仏心」は慈悲深い心を意味する。この対比は、外見と内面の不一致を示すだけでなく、真の価値は内面にあることを教える教訓として広く受け入れられた。特に、禅宗の教えでは、形相にとらわれず、真実の心を見ることの重要性が強調された。
厳しい表情で知られる新任教師だが、実は生徒思いの鬼面仏心の持ち主で、多くの生徒から信頼されている。
唐代(618年〜907年)
大智度論
道徳・倫理
上級