異口同音

読み

いくどうおん

意味

みんなが同じことを言うこと

由来

この故事は、『礼記』に記された、理想的な社会状態を描写する表現に由来する。「異口」は異なる口、すなわち複数の人を、「同音」は同じ声を意味する。当初は、社会の調和や民意の一致を表す肯定的な表現として使われた。特に、儒教思想において、民心の一致は良い統治の証とされた。しかし、後世には必ずしも肯定的な意味だけでなく、皆が同じことを言うことへの批判的なニュアンスも含むようになった。

使用例

計画の問題点について、社員たちから異口同音の指摘があり、見直しを余儀なくされた。

時代

周代(紀元前1046年〜紀元前256年)

出典

礼記

カテゴリー

人間関係・処世術

難易度

中級

スポンサーリンク

他の故事成語を調べる

虎視眈々

機会を狙って、じっと見張っていること。

玉石混淆

良いものと悪いものが混ざり合っていること

同病相憐

同じ境遇にある者同士が互いに同情し、いたわり合うこと。

羊質虎皮

内面は柔弱だが外見は強そうに見せかけること。

呉下の阿蒙

愚かだった者が学問や修養によって優れた人物に成長すること

鬼面仏心

恐ろしい外見とは反対に、優しい心の持ち主であること

曲学阿世

権力者に媚びへつらい、学問の正道を外れること。

指鹿為馬

事実を歪めて伝えること。また、権力者におもねって真実を曲げること。

天長地久

永遠に続くこと

四書五経

儒教の基本となる重要な古典