むじゅん
物事の道理が互いに反することや、つじつまが合わないこと。
戦国時代の楚の商人が、市場で矛(槍)と盾を売っていた。彼は自分の矛について「この矛は、いかなる盾でも貫くことができる」と宣伝し、また盾については「この盾は、いかなる矛でも防ぐことができる」と宣伝した。すると、ある人が「あなたの矛であなたの盾を突いたらどうなるのか」と尋ねた。商人は答えることができなかった。この故事から、二つの主張や事柄が論理的に両立し得ない状況を表す言葉となった。
政府は環境保護を訴えながら、一方で経済発展のために工場建設を推進している。その姿勢には明らかな矛盾がある。
戦国時代(紀元前475年~紀元前221年)
韓非子
道徳・倫理
初級