天網恢々

読み

てんもうかいかい

意味

悪事は必ず報いを受けること

由来

この故事は、『老子』に記された「天網恢恢、疎にして漏らさず」という言葉に由来する。「天網」は天の張る網を、「恢々」は広大な様を表している。老子は、天道の公正さを網に例え、どんなに目が粗くても悪事を見逃さないことを説いた。この表現は、直接的な制裁や懲罰ではなく、自然の理法による必然的な報いを意味している。特に、一時的には悪事が露見しなくても、最終的には必ず明らかになり、相応の報いを受けるという道徳的な教訓として広く受け入れられた。

使用例

巧妙な脱税工作も、天網恢々、最終的には当局の調査により発覚した。

時代

春秋時代(紀元前571年頃)

出典

道徳経

カテゴリー

道徳・倫理

難易度

上級

スポンサーリンク

他の故事成語を調べる

陽奉陰違

表面上は従うふりをしながら、陰では違うことをすること。

温故知新

古いことを学び研究して、新しい知識や道理を見出すこと。

順風満帆

物事が順調に進むこと。

百発百中

物事が全て狙い通りに成功すること

美辞麗句

美しい言葉や表現。また、実質を伴わない華やかな言葉。

精神一到

精神を一点に集中させること。また、それによって何事も成し遂げられるという教え。

一衣帯水

非常に近い距離にあること。特に、川一つを隔てた近い関係を表す。

画蛇添足

余計な事をして、かえって物事を台無しにすること。

一陽来復

どんな暗い状況でも、必ず光明が訪れること

切磋琢磨

互いに励まし合い、磨き合って向上すること。