天下泰平

読み

てんかたいへい

意味

世の中が平和で安定していること

由来

この故事は、『書経』における理想的な統治状態の描写に由来する。「天下」は世界を、「泰平」は大いなる平和を意味する。特に、周の文王・武王の時代の治世を理想として、後の王朝でも目指すべき統治の在り方として重視された。この言葉は、単なる戦乱の不在を超えて、政治・経済・文化のすべての面で安定した理想的な社会状態を表現している。また、儒教思想では、為政者の徳による統治の結果として天下泰平が実現するとされ、為政者の道徳的な修養の重要性を説く文脈でもよく用いられた。

使用例

長年の紛争が終結し、ようやく天下泰平の時代が訪れた。

時代

周代(紀元前1046年〜紀元前256年)

出典

書経

カテゴリー

政治・統治

難易度

初級

スポンサーリンク

他の故事成語を調べる

悠悠自適

のんびりと気ままに暮らすこと。

内憂外患

内部の問題と外部からの脅威に同時に悩まされること。

鴻鵠之志

大きな志や抱負

一目瞭然

一見しただけですべてが分かること

薄氷を踏む

非常に危険な状態にあること。また、細心の注意を要する状況。

優柔不断

決断力がなく、態度がはっきりしないこと

和光同塵

自分の才能や徳を隠し、世間の人々に合わせること。

人事を尽くして天命を待つ

自分の努力を尽くした上で結果を天に委ねること

漁夫の利

二者が争っているところに、第三者が利益を得ること。

行雲流水

物事が自然に流れるように滑らかで美しいさま