図南の翼

読み

となんのつばさ

意味

大きな志を抱いて南方へ飛び立つこと

由来

この故事は、『荘子』の逍遥遊篇に記された比喩表現に由来する。「図南」は南方を目指すことを、「翼」は翼を意味する。荘子は、大鵬という想像上の巨大な鳥が南の果てまで飛翔する姿を描き、大志を抱いて遠大な目標に向かって進む人の姿勢を表現した。南方は中国古代において理想郷とされ、そこへ向かう翼は高い志を持って理想を追求する象徴とされた。特に、世俗の束縛を超えて自由に理想を追求する精神を表す言葉として広く使われるようになった。

使用例

若き起業家は図南の翼を得て、新たな市場の開拓に乗り出した。

時代

戦国時代(紀元前475年〜紀元前221年)

出典

荘子

カテゴリー

人間関係・処世術

難易度

上級

スポンサーリンク

他の故事成語を調べる

人事を尽くして天命を待つ

自分の努力を尽くした上で結果を天に委ねること

漁夫の利

二者が争っているところに、第三者が利益を得ること。

拱手傍観

手をこまねいて何もせず、成り行きを見ているだけであること。

軽挙妄動

軽々しく思慮分別なく行動すること

画蛇添足

余計な事をして、かえって物事を台無しにすること。

自業自得

自分の行いの結果として当然の報いを受けること

閉月羞花

女性の類まれな美しさを表現すること。

巧言令色

うわべだけが美しく、内実の伴わない言動。

金城湯池

堅固な守りを固めること。また、難攻不落の防備。

朝令暮改

政令や方針がしばしば変更されること。優柔不断な政治への批判。